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大学における英語教育とメディアリテラシー〜メディアテクストによる市民的教養の可能性〜

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大学における英語教育とメディアリテラシー〜メディアテクストによる市民的教養の可能性〜

●新聞や雑誌に使われている英文が市民的教養を養うことの可能性を問う書籍。著者の多様で豊富なバックグランドから、英語教育、認知言語学、英文学などのさまざまな観点から英文メディアを検証している。「市民性」とは、橘宗吾氏の『学術書の編集者』における定義にならい「社会の公共的課題に対して立場や背景の異なる他者と連携しつつ取り組む姿勢と行動」としている。書かれたテキストを鵜呑みにせず、日本メディアだけでなく海外メディアに触れる意味を展開、英語教育に新たな視点を提供している。


●ホーマン由佳(ほーまんゆか)
立正大学経済学部准教授。専門はメディア英語、英語教育。成蹊大学大学院(文学修士)、テンプル大学大学院(教育学修士)、国際基督教大学大学院、教育学研究科博士後期課程満期退学。外資系航空会社の客室乗務員を経て、通訳・翻訳者、企業研修講師、数多くの大学での非常勤講師を経て現職。ビジネス英語セミナー講師も多数経験。大学院で学んだ文学、英語教育学、認知言語学の知識と、企業通訳やビジネス英語を教える立場からメディアテクストを活用した学習法を研究。文学・メディアのジャンルを超えて書き手の意図をつかむ英文テクストの読み方の習得によって市民的教養を高める指導を行っている。主な著書は『英字新聞1分間リーディングVol.1〜3』(日本経済新聞出版社)。


●目次

はじめに

第1章 大学英語教育とメディアリテラシー
1-1 大学教の英語教育の目的
1-2 これからの日本の英語教育に必要な市民性
1-3 情報化に必要な「これは本当なのか?」という姿勢
1-4 メディアリテラシー教育の背景
1-5 日本の英語教育とメディアリテラシーの接点

第2章 リーディング教材としての文学テクストとメディアテクスト
2−1 文学からメディアへ
(1)リーディング教材
(2)リーディング教授法
(3)担当教員の専門分野の多様性
2−2 クリティカルな読み方ー「何を読む」から「どのように読む」へー
(1)文学と非文学
(2)生産と消費
(3)現実世界と学術世界
2−3 文学テクストとメディアテクストのディスコース分析
(1)文体論と批判的ディスコース分析(CDA)
(2)ナラティブ構造から見た小説とニュース記事
2−4 学習教材のためのメディアテクスト

第3章 メディアテクストを使った英語リーディングの授業
3−1 英語リーディングの情報処理モデル
3−2 背景知識とスキーマの活性化
3−3 読解ストラテジー
3−4 リーディング学習教材としての英字新聞
3−5 ニュース記事の特性
(1)見出しとリード
(2)事実(facts)と意見(opinions)の考え方
(3)社説を読む
参考資料

第4章 メディア英語教育における市民的教養
4−1 市民性向上のためのメディアリテラシーと異文化理解
4−2 企業が求めるグローバルに活躍できる人材
4−3 メディア英語教育における市民的教養

おわりに
参考文献

(2017年7月発行)

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